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エネルギア伝統文化賞

越路雨乞踊り

越路雨乞踊り保存会(雨乞踊り保存伝承)

現住所鳥取県鳥取市
1948年越路雨乞踊り保存会結成
1957年鳥取県無形文化財に選定
1973年国の記録作成等を講ずべき無形文化財に選択
1975年鳥取県指定無形民俗文化財に変更
表彰
1976年鳥取県教育委員会表彰
1991年地域文化功労者文部科学大臣表彰
由来
雨乞いをして雨を授かった時に、報恩感謝のため神に捧げられる踊りである。記録によれば、宝暦6年(1756年)の踊りが最も古く、その後は明治42年(1909年)までの間に計10回踊りが奉納されている。
地元では、鎌倉を追われ霊石山最勝寺(鳥取市河原町)に逃れた源範頼に踊りが由来すると伝えられている。踊りの詞章が初期歌舞伎踊りと似ていることから、中世まで遡る系譜を持つと考えられ、雨乞いを本旨としながらも、風流化された芸能として無形文化財に選定されている。

越路地区では、1948年に保存会を結成し、1909年を最後に奉納されていなかった越路雨乞踊りを古老から習い、地区50戸全員での踊りの伝承が行われた。以来、集落を挙げて保存伝承に努め、近年では、近隣の米里小学校児童に継続して指導を行い、その成果は学校行事の収穫祭で毎年披露しており、恒常的に練習・披露をすることで後継者の育成につながっている。

また、雨乞いという必要性が薄れた今日では、もともとあった形での奉納が困難なことから、本来のあり方に近い形での奉納再現を、1956年、1974年、1993年、2008年に行っている。特に、2008年は越路神社本殿の改修を記念し、鳥取市の「きらめくまちづくり支援事業」を受けて、米里小学校児童の奉納も含めた再現を行い、地元における理解や関心が深まっている。

保存会は、無形民俗文化財の保存伝承に努めるとともに、地域文化の振興に多大に貢献している。