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  5. 高野 浩子さん

エネルギア美術賞

高野浩子 「雲の依代」2004年/180×100×70cm/テラコッタ 石膏/「第34回日彫展 西望賞」受賞作 「想い出について」2011年/500×500×500cm/古い家具、引き出し、廃校の棚、古民家の廃材、木片、テラコッタによる陶板、釘、ピアノの鍵盤など/【写真提供:川崎市岡本太郎美術館】 「雲の依代」の部分

高野 浩子さん(彫刻)

住 所島根県隠岐郡
1998年広島大学学校教育学部中学校教員養成過程 美術専攻卒業
2002年筑波大学大学院芸術研究科 美術専攻彫塑分野修了
2007〜08年文化庁新進芸術家海外留学制度研究員 イタリアおよびモンテネグロ
現在に至る
受賞歴
2004年「日彫展」西望賞 東京美術館(東京)
2005年「TERRA国際彫刻シンポジウム」 キキンダ(セルビア)
2006年「昭和会展」日動美術財団賞 日動画廊(東京)
2008年個展「旅と神話−viaggio e mito−」 ラクイア(イタリア)
2009年「Donami・明日展−未来を担う美術家たち−」 国立新美術館(東京)
2010年「エストニア国際木彫刻シンポジウム」 ヴァルガ(エストニア)
 個展「高野浩子−彫刻とその世界−」  出雲文化伝承館(島根)
2011年「岡本太郎現代芸術賞展」  川崎市岡本太郎美術館(神奈川)
 「リンケビング国際彫刻シンポジウム」  リンケビング(デンマーク)

作品は、テラコッタと木彫の制作を主とし、テラコッタは特に半具象的な女性像を表し、素焼き粘土の素材が持つ土膚を生かし、素朴で暖かみのある作風を特徴とする。
木彫は、「本」をテーマに、木の素材によって形作られるその造形は存在感にあふれ、本を思いでの「象徴」として、その意味性を重ね合わせて表現している。
一連の女性像では、「思い出を保存する女神」をテーマに制作され、「思い出」「保存」が創作の大きなキーワードとなっている。

大学院卒業後から公募展に連続出品し、新人の登竜門といわれる「昭和会展」などで高い評価を得て、2007年には、文化庁の新進芸術家海外留学制度により1年間渡欧して一層成長した。
帰国後は、さらに意欲的に創作活動を展開し、彫刻シンポジウムなどにも積極的に参加している。

彫刻家として独特のスタイルを確立し、各方面から多くの評価を得ている将来性のある若手作家で、今後の飛躍が大いに期待される。(T)