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エネルギア伝統文化賞

安芸のはやし田連合保存会 新庄小での練習風景 原田のはやし田 原田のはやし田 新庄のはやし田 連合保存会会長 大下俊幸さん

安芸のはやし田連合保存会(田楽保存伝承)

住 所広島県山県郡
1959年広島県無形民俗文化財に指定(新庄郷土芸術保存会)
1969年広島県無形民俗文化財に指定(原田はやし田保存会)
1987年広島文化賞(原田はやし田保存会)
1997年安芸のはやし田連合保存会として国の重要無形民俗文化財に指定
1998年安芸のはやし田連合保存会を正式結成
 (新庄郷土芸術保存会と原田はやし田保存会の2団体で構成)
表彰
2011年広島県地域文化功労賞
由来
豊作を祈願し、農作業の労をねぎらうための民俗芸能で、文政2年(1819年)の「芸藩通志」作成のための資料「国郡志下調帳」に記載されているものとほぼ同様の形式で今日も行われている。

「はやし田」は、神事の後、飾り牛が田んぼ内を平らにし、早乙女による苗取り・田植えを行い、その後方では、大太鼓、鼓、鉦、笛などが盛んに囃したてる行事である。

新庄の場合は、県北の寒冷地での田植えであることから苗の密植が行われ、田植えの歌い方のテンポが八調子と速い。
原田の場合は、深田地帯の作業にあわせた緩やかなテンポであるとともに、短詩形の歌詞を歌大工と早乙女とが複雑なやりとりで展開するのが特徴である。

「安芸のはやし田」は、「大山寺縁起絵巻」などの中世資料などで知られていた形態のものであり、田楽系芸能の変遷の過程を知る上で特に重要な伝承として評価されている。

また、小中学生を指導し、運動会等で発表させるなど、後継者の育成を図るとともに、毎年、現地公開を行っているほか、各種イベントなど機会をみつけては、精力的な公開・普及に努めるなど、中国山地独自の伝統行事の保存伝承に多大な貢献を果たしている。(I)