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エネルギア音楽賞

高見信行 地域創造アウトリーチ 三浦シティ・ウインド・オーケストラ

高見 信行さん(トランペット/岡山県小田郡矢掛町出身)

出 身岡山県小田郡矢掛町
2003年東京藝術大学音楽学部卒業
2006年独ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学卒業
2009年独ロストック音楽大学大学院を最優秀にて修了
同 年ドイツ国家演奏家資格(トランペットマイスター)を取得
【現 在】(2017年4月)
横浜シンフォニエッタ、岡山フィルハーモニー管弦楽団 各団員、
一般財団法人地域創造登録アーティスト、洗足学園音楽大学非常勤講師
倉敷ジュニアフィルハーモニーオーケストラ特別講師
【受賞歴】
2002年第19回日本管打楽器コンクール 第2位
2005年全ドイツ音楽大学コンクール ファイナリスト
2006年第75回日本音楽コンクール 第1位
2008年福武文化振興財団文化奨励賞
 
○地域創造アウトリーチでのリハーサル:左
○三浦シティ・ウインド・オーケストラ(神奈川県)定期演奏会での集合写真:右
〔※画面をクリックすると拡大します〕

  高見信行のトランペットとの出会いは「偶然」だった。喘息を治すため小学校の吹奏楽部に入部。余った楽器を手にした。それがトランペットだった。10歳の春。高見は忽ちトランペットの虜になった。「上手くなりたい…。」と、12歳でプロになる決意を固めた。それ以降の高見は、性格そのままに一途だった。
 ドイツでの10年間。中学時からレッスンを受けていたベルリン・フィル奏者のクラモー氏、ベルリン国立歌劇場管弦楽団首席のアウアバッハ氏の下での研鑽、憧れのサイモン・ラトル氏らと世界一流の音楽家との共演が、技術的にも精神的にも高見を大きく育んだ。中でもヘルムート・リリング氏との7年間は、文字通り高見の血肉となった。ドイツ人が口で伝えてきた特別なテクニックや独特のニュアンス、エッセンスが彼の音楽性の中にしっかり根付き、バロックから現代まで幅広いレパートリーをカバーする貴重なトランペット奏者に押し上げた。
 国際舞台で活躍する一方で、高見は足しげく故郷に帰り地元演奏家と共演する。倉敷ジュニアフィルでは共演の他、毎夏合宿に参加し技術指導する。ドイツで出会った「音楽が溶けこんだ豊かな生活」の礎を伝えたいという。夢があり指導員も共に成長する。また、岡山フィルと山田和樹主宰の横浜シンフォニエッタを拠点に活動する高見。2017年2月には選び抜かれた若手実力者だけが出演できる東京オペラシティー文化財団の名物企画であるリサイタル「B→C(バッハからコンテンポラリーへ)」に出演するなど、今後日本を代表するトランペット奏者として更なる活躍が期待されている。(E)