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エネルギア伝統文化賞

岩国南条踊保存会 第53回中国・四国ブロック民俗芸能大会@(H23.11) 第53回中国・四国ブロック民俗芸能大会A(H23.11)

岩国南条踊保存会(盆踊り保存伝承/山口県岩国市)

保存会住所山口県岩国市
【経 歴】(2017年4月)
1957年岩国南条踊保存会設立
1960年山口県無形文化財指定(1976年 山口県無形民俗文化財に指定替え)
1968年踊りの解説書「南条踊」を発刊
1969年第11回中国四国ブロック民俗芸能大会へ出演
1972年第9回山口県芸術祭へ出演
1974年文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択
同 年第11回山口県芸術祭へ出演
1977年第19回中国四国ブロック民俗芸能大会へ出演
1978年第3回全国子ども郷土芸能大会へ出演
1980年文書記録「岩国の南条踊」を作成
1987年岩国市民俗芸能協会の設立、発足に参加
1990年国際花と緑の博覧会へ出演
1994年アジア大会協賛文化イベント時代祭へ出演
2006年国民文化祭橋の祭典へ出演
2011年第53回中国四国ブロック民俗芸能大会へ出演
【受賞歴】
1974年山口県教育委員会表彰
1978年山口県選奨受賞(芸術文化功労)
1986年岩国市文化功労者表彰(岩国南条踊保存会)
1995年地域文化功労者文部科学大臣表彰(文化財保護功労)
2000年久能賞
 
○第53回中国・四国ブロック民俗芸能大会@(H23.11):左
○第53回中国・四国ブロック民俗芸能大会A(H23.11):右
〔※画面をクリックすると拡大します〕

 岩国南条踊は、中世の末期に端を発した武家の踊りで、近世初期、吉川家中の武士によって岩国に持ち込まれた。江戸時代には、錦見組、川西組、横山組と地名を付けた少年の踊り子が編成され、旧暦の7月15日前後に、城中の藩主や一族の前で披露されていた。
 明治以降、城下町である岩国、横山地区で伝承されていたが、戦後、社会の多様化により保存・伝承の継続が危ぶまれる事態を憂慮した地元有志が、1957年に岩国南条踊保存会を設立。その後、同保存会の熱心な取り組みと地元小学校との協力により、今日まで絶えることなく伝承されてきた。現在は、恒例行事となっている4月29日に行われる錦帯橋まつりへの参加、11月3日の吉香神社への奉納などのほか、山口県を代表する民俗芸能として、県内はもとより、県外の各種大会にも出演し、脈々と流れる伝統文化の香りを多くの人々に披露している。
 その姿は質朴ながら勇壮闊達と評価され、1960年3月26日山口県無形文化財(1976年3月16日山口県無形民俗文化財に指定替え)に指定された。1974年12月4日、文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択され、1975年度、16ミリフィルムによる記録作成を実施するとともに、現地公開事業を行った。
 また、1987年に岩国市民俗芸能協会が設立されるにあたっては、同保存会がその中核となって尽力するなど、地域文化の振興に努めるとともに、伝統文化の保存伝承に多大な貢献を果たしている。(M)