ハインリッヒの法則(「1:29:300」の法則)

大失敗の前には29の小さな失敗があり。その29の失敗の前には,300のひやっとした経験が隠されている。    畑村洋太郎「失敗学のすすめ」

ハイパフォーマンス・ワークシステム(High Performance Work System)

継続的に高い業績を上げ続ける優れた組織能力の仕組み
このような組織能力を持つ組織を「ハイパフォーマンス組織」という
それは世界で認められる普遍性と競争力を持つことが条件

破壊的技術

クレイトン・クリステンセン(ハーバートビジネススクール教授)が著書「イノベーションのジレンマ」のなかで主張した,業界を支配する巨大企業が,その優れた企業戦略ゆえに滅んでいく構造を,破壊的技術への盲目性にあるとした考え方。
新技術のほとんどは,製品の性能を高めるものであり,これを「伝統的技術」と呼ぶ。これに対し,従来とはまったく異なる,主流から外れた少数の,たいていは新しい顧客に評価される技術が現れる場合がある。それは,まったく異なる価値基準を市場にもたらす。低価格,単純,小形で使い勝手がよい場合が多い。それは従来の顧客外の,現時点では少数の顧客に支持されるが,強者の罠に捕われた大企業は,Sカーブから脱却することが出来ず,自ら破滅へはまり込んでいく現象をもたらす。

パフォーマンス

ある目的を一定の手順で時間をかけてきちんと達成すること。
実績や業績だけでなく,それに至る業務活動や行動を含んでいる。パフォーマンスエクセレンスは,パフォーマンスの卓越性を現しており,ヒト,モノ,カネ,情報(知識),トキ,文化,パートナー,環境などの戦略経営資源を最適な形で活用し業績を達成する姿である。  高梨智弘

パフォーマンス・エクセレンス

顧客本位に基づく業績の卓越性
組織を進化させていく力   岡本正耿

(解説)

「パフォーマンスという言葉は日本語では業績と訳しますが,企業のパフォーマンスというのは単に利益のことではなくて,顧客満足度とか地域貢献度とか従業員満足度とかミッション・バリュー・ビジョンに基づいた行動をしているとかのように,多変数の関数です。簡単に言えば,日本人の業績の理解は,業績=利益。しかしMB賞におけるパフォーマンスは,パフォーマンス=f(利益,売上,品質,顧客満足度,地域貢献度, 従業員満足度,ミッション・バリュー・ビジョンに基づいた行動をしているか,株主利益率,・・・),というような多変数関数です。ですからそもそも何を業績として目標設定して測定し,評価するかという問題設定からすべてが始まります。さらにそうやって出てくる業績は量的尺度と質的尺度が入り混じったものでありますから利益の様に簡単に数字を合計したり数字の大小で表現することはできず,現実的にはすべての指標がバランスよく良好な状態になっていることが業績がよいということになります。そういう状態のことを「エクセレント,すばらしい」と言っているわけです。ですからパフォーマンス・エクセレンスというのは,「企業にとって何がすばらしいことかが多面的に複数の尺度で定義されていて,すべての尺度がバランスよく高い水準になっている状態のこと」,と考えればよいでしょう。MB賞のクライテリアのなかでは品質(クオリティー)とパフォーマンスを別の意味で使っています。すなわち品質はやはりモノやサービスの質のことを言っていて,経営に関してはパフォーマンスといっています。」 藤原直哉

バイオ インフォマティックス

バイオテクノロジー(生命工学)とITを組み合わせて,コンピューターを使って遺伝子の機能を解析する手法  日経

バイタルフュー要因(Vital few)

劣悪な品質が生み出すコストの要因の中でも,経営に最も大きなインパクトを与える数個の要因

バウンダリー レス

境界線を越えること 

バベッジの原理

仕事を分割することにより,それぞれのプロセスにボトルネックを解消する最的な人材を集中させることで全体最適と効果的な経営資源の配分を実現すること   コンピューターの父として有名なチャールズ・バベッジが提唱する分業の原理

ハーマンモデル(Herrmann Model)

個人の能力と組織の能力とを一致させることにより,組織の力に結集し,創発型組織への転換を目指す創造性開発プログラム。
組織の創発能力の向上,人事配置の最適化,チーム編成の最適化に優れた効果を発揮する。

パラダイム変換

思考の枠組みの変換 行動規範の変換

バラツキ(Variation)

現在及び将来のプロセスの安定性に影響を与える要因が変化・変動していること。バラツキは環境,人,機械・設備,方法・手順,測定法,原材料などの影響を受ける。バラツキの抑制・除去はあらゆるプロセス改善活動が目標とすべきもの。 シックスシグマウエイ

バランス・スコアカード

経営を顧客の視点,財務の視点,プロセスの視点,学習の視点から多面的に見た戦略的目標管理,経営管理・評価の手法。

バリューチェーン(Value Chain,価値連鎖)

アメリカの経営学者,マイケルポーターが唱える企業を超えた業務プロセスの連鎖のこと。  野村総研

バリュー・プロポジション

価値提案   顧客に独自の価値は何かを明確に示すこと。
(1)業務運営の卓越性,(2)顧客との良好な信頼関係,(3)製品のリーダーシップ アセスメント基準書

パレートの法則

企業の利益,コスト,売上高などは全体の中のごく少数の要因によって決められるという法則。売上高の80%は全体の20%の顧客によるものであるという例にちなんで,80−20ルールとも呼ばれる。

バックミラー経営

決算書中心・重視の経営

ビジネスパートナー

事業を遂行していく上で必要な製品・機能・サービスを提供している外部の企業・組織     アセスメント基準書

ビジネスモデル(Business Model)

独自の顧客価値を創造し,圧倒的な競争優位を実現するための基本デザイン・方法論  寺本義也
顧客価値創造のためのビジネスのデザインに関する基本的な枠組み  寺本義也
組織プロフイールは申請企業のビジネスモデルを記述したもの  アセスメント基準書
「顧客」と「顧客にとっての価値」を「自社の強み」と「他社とのアライアンス等」を生かして,収益に結びつける諸活動フォーメーション
ビジネスモデルを具体化したものがビジネスプロセス
(1)どの顧客にどのような価値を提供するか
(2)そのために自社の強みと経営資源をどのように組み合わせて,経営資源をどのように調達し
(3)ビジネスパートナーや顧客とのコミュニケーションをどのように行い,いかなる流通経路と価格体系の下で商品・サービスを届けているか
というビジネスのデザインについての設計思想。    国領二郎
ネットワークなどのIT(情報技術)を活用し,事業や製品・サービスを相互作用させて利益を生み出す仕組み。 森本博行
もうかるしくみ,勝利の方程式

ビジネスモデル特許

情報技術(IT)の活用によって始めて可能となる「ビジネスのやり方」に与えられる特許を言う。一般の特許と同じように「産業上の利用可能性」「新規性」「進歩性」「先願性」などの観点から特許に値するかが審査される。
ビジネスモデル特許は米国で1998年7月に「ハブ・アンド・スポーク特許」が認められたのガ最初。この特許は「複数の投資信託資金(スポーク)をいわば単一の財布(ハブ)で管理する」というもの。この方法では,資金を効率的に管理するとともに,管理にかかるコストを削減できる。 日経新聞

フイードバックレポート(Feed Back Report)

各審査項目の「コメント」を基に,強みと改善すべき領域を記述した文章。申請した受審企業に提出し受審企業の改善計画,改善実施に役立てる。   経営品質協議会

フィランソロピー

個人や企業などの組織が,教育・医療・福祉・環境保全などのために資金を提供したり奉仕活動を行うこと。

付加価値(Value Added)

生産の過程で新たに加えられた価値。
売上高から原価,減価償却費を差し引いた額。 即ち,人件費,利子,利潤の合計 日経

フエアプロセス

組織に所属する人たちが,経営や組織運営のあり方に対して納得するための基本的考え方。すなわち,人は本質的に,結果としての分配の公正さに納得するのではなく,「手続きの公正性」を重視する。従い,決定した結果だけを示すのではなく,決定に至るプロセスと決定の意味を十分にコミュニケーションすることが重要。   アセスメント基準書

プロジェクト(Project)

一定の時間的制約の中で,日程,費用,技術上の明確に定められた目標の達成を目指した活動。すなわち,特定の目的を達成するための臨時組織による活動
従来のプロジェクト  プラント型
近来のプロジェクト   マネジメント型・経営革新型   西村克己
ユニークなビジネスの目標を達成するために,@スコープ(規模・範囲)・品質 A時間 B資源(ヒト・モノ・カネ)のバランスをとりながら行う一連の作業  中島秀隆

プロセス(Process)

社内・外の顧客に対して製品・サービスを創造し,提供する一連の活動。
構成 一連の活動の流れ と 人,機械,道具,技術,材料
測定 時間(サイクルタイム),人,材料
評価 顧客要求に適合しているかどうか。 アセスメント基準書

フレームワーク(Frame Work)

日本経営品質賞審査基準の枠組み,骨格,構造。
組織プロフイール,8つのカテゴリー,23のアセスメント項目から構成されている。

ベンチマーキング(Benchmarking)

組織が改善活動を行うときに,業界を超えて世界で最も優れた方法,あるいはプロセスを実行している組織から,その実践方法(プラクテイス)を学び,自社に適した形で導入して,大きな改善に結びつけるための一連の活動。 アセスメント基準書
顧客価値を創造し業績を上げるため,業界内外の優れた業務方法(ベスト・プラクテイス)と自社の業務方法とを比較し,現行プロセスとのギャップを分析し,自社に合ったベスト・プラクテイスを導入実現することにより,現行の業務プロセスを飛躍的に改善する体系的で前向きな経営改革手法。高梨智弘 

ポジション(Position)

組織・企業の社会,業界の中での戦略的位置。
シエア・ポジションとその戦略として以下がある。
リーダー戦略   業界・市場をリードする支配的位置。市場シエアと名声と利益をとる,全市場対応のコストリ−ダーシップ戦略。
チャレンジャー戦略   リーダーを攻略し追い越す位置。独自能力と市場シエア優先の対リーダー差別化戦略。
ニッチャー戦略   業界・市場の特定分野(隙間)にのみ限定,集中した支配的位置。名声と利益を取る,製品・市場細分化・集中化戦略。
フォロワー戦略   リーダー追従型位置。利益を最優先する,対リーダー模倣化戦略。

ポジティブ・アクション

女性が追っているハンディを取り除き,活躍する場を広げる活動のこと。育児・介護休暇制度の充実など女性を受けいれる組織風土や理念が求められる。

ポートフォリオ分析

債権などの投資分析。Portfolioとは「紙ばさみ,折かばん」の意。投資・資産運用の世界では「分散投資」の意で使われる。

方針管理

上位と下位の連鎖で方針を設定する仕組み。
経営トップが方針を示し,各部門はその方針の達成に向けて行動していくという一連の仕組み。  日経文庫

方法(Approach)

物事に対する取り組みの姿勢。認識の仕方。   岡本正耿
「どのような活動」を「どのようなやり方」で行っているのか,
英語で言う「What」とか「How」に相当するもの。何を行うべきかの「What」がどのように行われたのか,どのような組織体制で,どのような手法,手段,手順で行われているかどうかを重視する。さらにその手法,手段,手順が,どの程度の「範囲」と「深さ」でおこなわれているかどうかを評価する アセスメント基準書

マッキンゼーの7S(Seven S Model)

マッキンゼーによって開発された企業戦略におけるいくつかの要素の多様性と相互関係をあらわしたもの。7Sのそれぞれの要素には,始まりもまた上下関係も存在しない。優れた企業では,各要素がお互いを補い,強め合うことで,常にゴールに向かって前進している。
7Sは次の要素から成り立っている。
Strategy 戦略
Structure 製造,営業,経理などの機能組織と地域別,製品別のマトリックス組織などの形態がある。どこに焦点を当てるかで,ストラクチャーは変わってくる。
System 公式または非公式なものも含めて情報の流れるプロセス。口頭による上司への業務報告の方法,部下への指示方法などや,紙やメールによる情報伝達などのこと。
Style 企業文化を指す。
Staff 社員と人事システムのこと。
Skill 社員,または企業として持っている特別の能力。
Shared Value (Superordinate Goals)  自社の存在意義。企業のコアになるもの。その企業がなぜ生まれ,なぜ存続するかといった価値観や熱意を意味する。
*どのSが重要かではなく,全体で最大の力を発揮できるかを考える。        
MBA経営キーコンセプト

マルコムボルドリッジ賞

米国産業の競争力強化を目指して1987年8月制定された国家品質賞。顧客の視点で卓越した経営に取り組む企業を大統領が表彰する。その審査基準書は経営の教科書として高い評価を受け,世界50ヶ国以上で同じコンセプトの表彰制度が展開されている。

ミッション(Mission)

使命,存在価値
企業経営においては,「自覚的,自律的に実行すべき任務」のことを指す アーサーアンダーセン

ミッシング(M)

アセスメントの評価レポート作成の際使用される符号。
アセスメント基準に要求されているカテゴリー,アセスメント項目,記述範囲に要求されていることが経営品質報告書に理由なく記述されていない場合に,この符号をつける。

未然防止

想定しうる問題を事前に認識し,顧客との間に問題として発生させないようにすること。そのためには,兆候が小さな事象のうちに解消し,大きい問題に発展しないように対策を講じる。過去の苦情・クレームを分析し,仕組みの改善を行うことが未然防止には効果的。  アセスメント基準書

誘導される偶発

企業の新製品開発や新事業育成のプロセスにおいて,実行前に予想もしなかった新しい偶発的反応が市場において生まれることがある。このとき,企業がその偶発性を次の行動プロセスに主体的に取り込んで,より完成度の高い事業成果へと結び付けていくこと。   嶋口光輝 インタラクテイブ・マネジメント
絵画の世界の一つの極意として,絵画の完成度を高めるプロセスが「誘導される偶発」の連続的取り込みにあるとする,画家マナブ間部氏によって紹介された言葉

ユビキタス(Ubiquitous)

同時にいたるところに存在する という意味  野村総研
いつでも,どこでも

ユビキタス・ネットワーク

パソコン,携帯電話,ビデオゲームなど,あらゆる情報機器がネットワークで結ばれ,誰もが何時でもどこでも情報をやり取りできるようになる仕組み    野村総研

弱み(改善領域)

組織・企業において,顧客満足度を高め,競争力を発揮するために,競合,ベストプラクテイスと比較して改善が必要と認められる活動・仕組み。
アセスメントでは - :改善が必要な活動・仕組み,- -:重要な改善領域と符号をつけてコメントを作る。

良い失敗,悪い失敗

良い失敗:未知の分野にチャレンジして破れるケース。失敗という苦い経験に裏付けられて,次の成功をもたらす。
悪い失敗:避けようと思えば避けることの出来た失敗   畑村洋太郎「失敗学の進め」

リーダーシップ

カオス(混沌・無秩序)の状態を,戦略に沿い一定の秩序を持ってalign(整列)させること  Align People along Strategy 藤原直哉

リードタイム(Lead Time)

指示を出してから作業が完了するまでの時間。先行する時間
生産管理上の用語

リエンジニアリング(Reengineering)

ビジネスプロセスの基本的な見直しや革新的な再設計をいい,「コスト,品質,サービス,スピードのような,重大で現代的なパフォーマンス基準を劇的に改善するために,ビジネスプロセスを根本的に考え直し,抜本的にそれをデザインしなおすこと」   マイケルハマー ジェームス・チャンピー

利害関係者(Stake Holder)

顧客,社員,ビジネスパートナー,債権者,株主のこと。

リスクマネジメント(Risk Management)

組織がビジネス活動において直面するあらゆるリスクの特定,評価,対応を含めた管理活動全体および,危機に直面したときに行うべきことをあらかじめ計画しておくこと

リストラ

人員整理だけのことではなく,経営戦略を変更すること   藤原直哉

リスニングポスト(Listening Post)

顧客が要求や不満をいつでも伝えることができるように準備し,その情報を経営システムに活用していく仕組み  経営を読む辞典

リソース・ベースト・ビュー(RBV)

(経営資源に基づいた視点)
「模倣困難な希少資源(リソース)が優位を築く」と提唱する オハイオ州立大学教授 ジエイB.バーニーの戦略論
競争優位を持続させる戦略は
ポーターの主張するポジショニング重視か
バーニーの主張するケイパビリテイ重視か   
で論争がある

リーン方式製造(Lean Manufacturing System)

トヨタの製造システムを基に米国で発展した製造システムの考え方。製造システムの中にある既存の安定した環境に最適な製造工手を設計することにより,不安定な状況に対処するためのプロセスや例外処理を最低限に抑える。完成されたリーン製造システムは材料,工数,時間におけるすべての無駄を削除し間接部門の関与を最小限にする。 戦略経営コンセプトブック2000

リレーションシップ・マーケテイング

既存顧客維持型,優良顧客との関係性重視
顧客との親密で良好な関係を築き,既存の顧客を十分に活用する。5年以上の長期的なスパンでの利益貢献度からライフタイムバリューという観点で顧客をとらえる。既存のロイヤルマスタマ―に絞り,潜在顧客までを含めたすべての顧客までは対象にしない。  経営用語の基礎知識 ダイヤモンド

履歴現象 ヒステリシス(Hysteresis)

物理学の用語で(磁気・電気の)履歴現象のこと
過去に起きた現象によってその後の経済や企業の仕組みの展開が大きな影響を受けること
雇用・金融など日本的な仕組みの多くは過去からの歴史に縛られる。これは履歴現象と呼ばれる。日本が今取り組んでいる構造改革とは,この履歴現象を伴い相互に補完的な制度そのものを変えることである  東大教授 伊東元重

レビュー

日々行われる重要な活動によって,経営ビジョンで掲げた目標が確実に達成できる情況であることを,リーダーが全社あるいは事業全体の視点で定期的にあるいは適時に行う評価。         アセスメント基準書

ロイヤルカスタマー

長期的な取引により,高い信頼関係を構築できている顧客のこと。上得意先,ご贔屓客

ロックイン

鍵をかけて閉じ込めるという意味で,いったん獲得したお客様を他社に取られないための戦略

A

ABC(Activity Based Costing)

活動基準原価計算
製造原価をそれぞれの生産活動のコストとして把握する原価計算手法  アーサーアンダーセン

ARM(Application Resource Management,資源管理) 

アプリケーションソフトを効率よく実行し,高い生産性を実現するために,ソフトやハードなど情報システム上のあらゆる資源をARMサーバーなどにより総合的に管理する技術。                  日経

ASP(Application Service Provider)

生産や給与,管理など企業の業務を効率化するソフトをインターネット経由で一定期間,期間貸しをするサービス。   日経
 

B

Ba(場)

ナレッジマネジメントにおいて関係者が集まって,知識が共有され,創造され,蓄積され,活用される「場」のこと
知識資産の活用プロセスと知識創造のプロセスをダイナミックに結びつけ,連動させるための媒介となるプラットフォーム   野中郁次郎・紺野 登

BI(Business intelligence)

蓄積した顧客情報をマーケテイングに活用するための手法。
情報の多次元分析を可能にする技術。膨大なデータの中から隠れた規則やノウハウを見つけるデータマイニング,日本語の自然文章を分析するテキストマイニング等の技術を駆使する。             日経ビジネス

BPR(Business Process Reengineering)

業務プロセスの改革により,従来のビジネスプロセスを根本的に再設計すること。  アーサーアンダーセン
新たな競争力を生み出すために,従来のプロセスを抜本的に再構築すること。

B2B(Business to Business)

企業間電子商取引

B2C(Business to Customer)

個客電子商取引

C

CCS(Civil Communications Section)

戦後の日本における連合国最高指令本部(GHQ)の一部局「民間通信局」の名称
CCS経営者講座は1949年から始まった,日本で最初の近代的マネジメントに関する教育プログラム
ホーマー・サラソンとチャールス・ブロッツマンが指導に当たった。     忘れられた経営の原点

CE図(Cause Effect Chart)

シックスシグマにおける要因分析図  TQCの特性要因図
問題とする特性と,それに影響を及ぼしていると思われる要因との関連を整理して,魚の骨のような図に体系的に纏めたもの

CEO(Chief Executive Officer)

最高経営責任者

CIO(Chief Information Officer)

情報戦略統括役員

CKO(Chief Knowledge Officer)

ナレッジ統括役員

CFROI(Cash Flow Return on Investment)

金融コンサルティング会社ホルト社が提唱するキャッシュフローベースの投下資本利益率のこと。投下した資本からどれくらいのリターンを生み出したかをキャッスフローベースで見る指標。
分子 将来日々生み出すキャッシュフローの現在価値平均値
分母 投下資本総額        日経ビジネス イノベーション手法50

CFT(Cross Functional Team)

クロスフンクショナルチーム 部門・機能横断型組織

CMM(Capability Maturity Model)

米国国防省が米国カーネギーメロン大学の協力を得て創ったソフトウエア産業における成熟度モデル
成熟度モデルの項 参照

COPQ(Cost of Poor  Quality)

劣悪な品質が生み出すコスト  6シグマ
内部的および外部的問題がプロセスに及ぼした影響を金額で示したもの。引き継ぎやりワーク,検査などの付加価値を生まない活動に要した人件費や原材料費などのこと。         シックスシグマウエイ

CRM(Customer Relationship Management)

ITを活用した顧客志向システム (SFA)
顧客の満足度を高めることで収益の向上を図る経営手法。一元管理された顧客データーベースを活用,きめこまかなマーケテイングで優良顧客を維持する。更に顧客データーベースと基幹データーベースを連携・統合し,商品の受発注の迅速化や自動化を狙う。 日経ビジネス
顧客の年齢や性別に始まり,顧客がいつどこで何を購入したか,あるいは購入後どんな相談やクレームを寄せてきたかといったデータを顧客ごとに管理し,それを統計的に分析して一人一人の顧客に合わせて管理する営業のアプローチ。   日経

CS

Customer Satisfaction
Corporate Script
Corporate Strategy
Cost & Speed
Corporate Self assessment
Cost Saving

CTI(Computer Telephony Integration)

コンピューターと電話を統合する技術
具体的な応用例といては,電話による顧客窓口対応がある。コールセンターへの導入や,電話で電子メールなどにアクセスするオフイス統合機能を持つ。   日経イノベーション手法50

CTQ(Critical to Quality)

あらゆる経営品質に影響を与える致命的な要因。
バイタル・フユー要因(劣悪な品質を生み出す要因の中でも,経営に最も大きなインパクトを与える数個の要因)に重点を絞る6シグマの主要な指導原理の一つ。

D

DBR(Drum Buffer Rope)

TOC(制約条件の理論)における,「ボトルネック工程と先頭の投入工程だけを重点的に管理すれば,全工程の能力のバランスを考えなくても,生産性向上と仕掛り最少を実現できる」つまり,制約条件を見つけ,それを徹底活用し,他の工程を制約条件のスケジュールに従わせるという活動を表裏一体として行うこと。 在庫減る,利益が上がる,会社が変わる

DCM(Demand Chain Management)

「需要連鎖のマネジメント」
顧客のいる川下から,メーカーがいる川上にさかのぼる情報の流れを管理し顧客価値創造と効率化をはかる仕組み。SCM(サプライチェーンマネジメント)供給連鎖と表裏一体の概念。           日経イノベーション手法50

DMAIC

シックスシグマにおける,Define(定義),Measure(測定),Analyze(分析),Imrove(改善),Control(管理)の5つのフェーズからなるプロセス改善・管理手法の総称。プロセス改善やプロセス設計・再設計活動の枠組みとなる。  シックスシグマウエイ

E

eマーケットプレース

インターネット上で買い手と売り手を結び付け,企業間,企業と個人間の取引を電子的に処理する電子商取引市場。

EBITDA(Earnings Before Interest Tax Depreciation And Amortization)

利払い前・税引き前・償却前利益   キャッシュ(資金)の流出を伴う費用だけを差し引いた利益
株価/1株あたりEBITDSの何倍あるかを表すEBITDS倍率は株価の国際比較などや,通信業界で収益力の比較に使われる指標  日経

ECR(Efficient Consumer Response)

「効率的な消費者対応」
生産者,問屋,小売りの3者が協力して,流通などのトータルコストを削減し,そこで得た利益などを消費者に還元しようという運動。カテゴリーマネジメント(店舗などにおける品揃えと,販売個数に適した陳列スペースの配分を行うこと)を具体化した効率的な流通システム。   日経イノベーション手法50

EMS(Electronics Manufacturing Service)

製造受託会社のこと
プロセスを効率化し情報技術を駆使して,幅広い企業から製造を受託して高い成長率を達成している企業
代表的企業としてソレクトロン(米),キョウデン(日)がある

ERP(Enterprise Resource Planning)

経営資源の活用と効率向上を目指した“統合基幹業務システムパッケージソフト”
財務会計や人事管理,生産管理や在庫管理など,企業の基幹情報の処理業務を統合して処理するための情報システムを構築するパッケージソフトのこと。最近ではインターネットで活用するタイプのERPが主流になりつつあり,eコマースやSCMに取り組むインフラとしての需要が高まってきている。  独国SAP社,米国Oracle社ソフトが代表的ソフト            日経手帖

EVA(Economic Value Added)

経済的付加価値
税引き後の営業利益から資本コストを控除した値
株主にとっての正味価値 

F

FAQ(Frequently Asked Questions)

多い質問を整理統合して,纏めたもの

FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)

多額度利用顧客向けサービスプログラム
顧客を利用頻度と購買特性によって識別し,購買頻度が高く,多くの粗利益をもたらす顧客ほど,より大きな特典やサービスを受けられる仕組み

I

IF JAPAN CAN WHY CAN‘T WE

「なぜ 日本にできて,なぜ 我々にできないのか?」
1980年6月に米国のTV放送局NBCが放映したTV番組
1980年代,日本の産業が奇跡的な復興を遂げ,米国を脅かすまでに成長した実態を追うドキュメント特別番組
この放送を契機に米国人が日本の経営革新に関心を持ち始めた

IR(Investors Relations)

自社株の投資価値を既存の株主や投資家に訴え,株主の裾野を広げていく広報活動の一種。 日経経済新語辞典2001

ISO9000

組織がプロセスの手順を明文化し,それを遵守しながら業務を遂行していることを証明する国際規格。基本的に,品質改善システムではなく品質保証システムを認証するもの。 シックスシグマウエイ

ISO10006

品質管理 プロジェクト管理における品質の指針
1997/12に発行されたISO9000シリーズの支援ガイドライン

ISO17799

企業内情報を守るための安全対策やシステム管理などの品質基準

ITガバナンス(IT統治機構)

ITを活用して他社との競争で優位に立ち,投資効果を十分にあげるためには,ITを如何に戦略に結び付け,有効に活用するか,従来のビジネスモデルを解体し再構築するために,IT全般の統治能力が課題となる。  日経イノベーション手法50
自社のビジネスにITをどのように組み込むべきか,あるいはIT革命によってどのようなビジネスモデルを志向すべきかといった基本戦略についての明確な意思決定についてのメカニズムが社内に確立していること。  中谷 巌

K

KPI(Key Performance Indicator)

重要業績評価指標
Cat1〜7の組織の使命,価値,目的と,それを実現するプロセスによる成果Cat8で示される指標

M

MAKE(Most Admired Knowledge Enterprise TM)

ナレッジマネジメントを実践している企業の評価指標
英国テレオス社が行う,世界で「最も賞賛される企業」のランキングに使われる

MBO(Management by objective)

目標管理制度 社員に業務目標を与え,それを達成する方法は社員の自主性に委ねる管理手法。「目標を活用して業務を自己統制する考え方」P・Fドラッカーが提唱し,その後世界に広まった。  日経イノベーション手法50

MRP(Material Requirements Planning)

受注から出荷までを総合的に捉え,統合化されたデーターベースによって生産活動の全体を計画・統制するシステム H・Tジョンソン「トヨタはなぜ強いか」

O

ONE TO ONE マーケテイング

ITの活用により,企業が個客一人一人を把握し,一対一で対話を続け,個客の個別のニーズに応える製品・サービスの提供を目指すマーケテイング手法。

OS(Operating System)

あらゆる経営の基本的なシステム
経営品質向上プログラムのこと

P

PFI(Private Finance Initiative)

民間の資金や経営ノウハウを利用して,道路や上下水道などの社会資本を整備する手法。 日経

PIMS(Profit Impact of Market Strategy)

市場戦略の利益効果
事業運営の主要な考えを検証したデーターベース分析
1960年からGEで研究され,PIMS研究の第一人者ブラッドリー・T・ゲールによって主張され,顧客による相対的品質の測定,すなわち顧客の満足度を定量的に測る仕組みがMBに採りこまれた,

PM(Project Management)

プロジェクト導入・開始にともなうシステム開発やシステムの導入の全体のプロセスを,専門的な知識や技法を使って追行する高度な管理技法。   プロセス管理の手法。

PMBOK(Project Management Body of Knowledge)

プロジェクト導入・開始にともなうシステム開発やシステムの導入の全体のプロセスを専門的な知識や技法を使って追行する高度な管理技法の基礎知識体系。

PPM分析(Product Portfolio Management)

シエアと市場の成長性という布達の切り口から事業特性を明確化し,将来の重点化と事業構成を分析するためのマトリックス分析手法。
成長市場で大きなシエアを持つ 花形(スター)事業
成熟市場で大きなシエアを持つ 金のなる木
成長市場で小さなシエア    問題児
成熟市場で小さなシエア    負け犬
それぞれの区分の事業構成を見て,どの事業領域へ投資するかを決定する。 経営を読む辞典

PRAM

合議評価を進める原則
Planning    計画
Relationship  人間関係
Agreement  やり方そのものの明確化, 全員参加 多数決でない 根拠ある説明
Maintenance  信頼関係の維持      
経営品質協議会

P2P(Peer to Peer)

サーバーを経由することなく,利用者が相互のパソコンを直接つなげることで情報交換すること     ダイヤモンド

R

RFM

Recency 顧客の最新購入日
Frequency 顧客の購入頻度(2年以内) 
Monetary 顧客の購入総額(2年以内)
この過去の購入実績(RFM)に基づいてABC分析を行い,真の優良顧客を抽出する手法

ROA(Return on Assets)

総資産利益率
その企業の総資産からいかに最大の利益を上げるかの経営指標

ROE(Return on Equity)

自己資本利益率,株主資本利益率
株主資本に対する税引き後利益比率
自己資本がどの程度有効に使われているかを示す指標

S

S字カーブ(Sカーブ)

一定期間,または一定量の新技術,新製品の開発努力による技術革新,新製品の投入による技術革新,業績向上の幅が,技術が成熟するに従って変化し,いわゆる,導入期,成長期,成熟期,衰退期をむかえS字を描いていくこと
最近,この「S字カーブ」の概念を覆すモデルが出てきた
「ネットワーク効果」は,ネットワーク上の独自能力がデファクトスタンダードになると,規模が拡大すればするほど,ある一点から急激な収穫逓増のカーブを描くことがある。 「最強の経営学」島田 隆

STAR(Strategic Technology Assessment Review Program,技術戦略分析)

限られた経営資源を無駄にすることなく,如何に効果的にかつ迅速に研究開発する案件を選定し,製品化,事業化するために,経営戦略と開発を結ぶ手法・チェックシートのこと。  日経イノベーション手法50

SCM(Supply Chain Management)

調達から生産,物流に至るプロセスを総合的に管理する経営手法。

SECI(セキ)

Socialization   共同化
Externalization  表出化
Combination   連結化  
Internalization  内面化 
野中郁次郎博士が提案した知識変換モデル。
暗黙知から形式知,個人知から組織知への変換の過程で知識創造が生まれてくると提言。

SFA(Sales Force Automation)

企業のフロントラインである営業やマーケテイングの情報化を進め,企業経営全体を顧客中心に変革していくツール
その進化したものがCRM

SIPOC

機能横断的な活動をSupplier,Input,Process,Output,Customerの5つの要素に分けて図示したもの。プロセスの全体像をひと目で把握することができる。   シックスシグマウエイ

SOHO(スモールオフイス・ホームオフイス)

自宅や小規模な事務所を拠点にし,パソコンやインターネットを使って,大企業が外部委託(アウトソーシング)する業務などを引き受ける事業者のこと。 日経

SQC(統計的品質管理)

1946年,GHQ(連合国総司令部)によって導入された統計的品質管理手法

SWOT分析

Strength 自社の強み
Weakness  自社の弱み
Opportunity 市場の機会
Threat    市場の脅威
戦略を策定するときに用いる分析手法
長期ビジョンを達成するための戦略策定において,自社の強みと弱みを把握し,市場の変化から予想される事業機会や脅威を明らかにする分析手法。 経営を読む辞典

Systemic(Thinking)全体系的

システムの全体にわたって浸透し,影響しあうこと
用語例  金融機関の連鎖破綻で,信用秩序に重大な支障が生じる危険性のことをシステミック・リスクという H・Tジョンソン「トヨタはなぜ強いか」

T

TCO(Total Cost of Ownership)

企業の情報システムなどにおいて,維持・運用にかかる総コスト,言い換えれば,情報システムの導入から使命を終えるまでの総コストを言う。 日経イノベーション手法50

TOC(Theory of Constraints,制約条件の理論)

イスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラットが提唱した全体最適化の生産管理理論。小説「ザ・ゴール」が有名
今では,TOCを単なる生産管理の理論から,スループット会計や一般的な問題解決の手法へと展開させさまざまな業界のあらゆる問題に応用できる体系へと発展させた。 ダイヤモンド

TQC(Total Quality Control,全社的品質管理)

1960年頃から日本企業において全社的に展開された広義のQC

TQM(Total Quality Management,総合品質経営)

1996年にTQCを改称したもの  

V

VOC(Voice of Customer)

顧客の声,ニーズを反映したデータ(苦情,アンケートの結果,コメント,市場調査の結果)などのこと。
プロセスに対する要求として活用するには」,測定可能な項目として捉えなおす必要がある。   シックスシグマウエイ

X

X理論・Y理論

ダグラス・マグレガーにより提唱された,経営管理の前提となる正反対の考え方。
X理論は,人は怠け者で労働や責任を嫌うため,厳格な管理が必要とする前提に立つ。
Y理論は,人は働くこと,達成すること,責任を負うことを望んでいるため,自主決定の度合いを高めるべきとの前提に立つ。  マネジメントの先駆者 ダイヤモンド社

数字

3現主義

現場, 現物, 現実
事実とデータで判断する原則
現場に行く,現物を見る,現実を理解する

3大過剰

雇用,設備,債務
2000-2002年にかけて日本企業が陥った経済の過剰現象

3PL(Third Party Logistics)

メーカーや小売り業などの顧客が,物流業務物流戦略の策定を外部の第3者に全面的に委託すること。

4Pマーケテイング(マネジアル・マーケテイング)

Product    (製品)
Price      (価格)
Promotion  (販促)
Placement  (場所)
操作型,市場調整型マーケテイング
「いかにして多くの消費者を説得し,買う気にさせるか」

4Cマーケテイング

Customer value   (顧客価値)
Cost to customer   (顧客の負担)
Convenience   (入手の容易性)
Communication   (コミュニケーション)
市場創造型  価値協創型 マーケテイング     コトラー
「顧客はマーケターが決定したコンセプトではなく自分にとっての価値や問題解決に役立つかどうかをモノサシにして購入を決定し,対価を支払い,しかもできる限り容易に入手したいと考えている。またプロモーションではなくコミュニケーションを求めている」
4Pを通して4Cを構築する

5つのディシプリン(The Fifth Discipline)

ピーター・センゲが提唱する「学習する組織」の要件
1.自己実現と自己啓発の意識
2.思い込みの排除
3.ビジョンの共有
4.チーム学習
5.システム思考
なかでも「システム思考」は他の4つの要件を統合する第5の要件(Fifth Discipline)として重要であるとされる。     アーサーアンダーセン

5F(5Force)

マイケル・ポーターの唱える,業界での競争戦略における5つの要素
(1)業界への新規参入業者の脅威
(2)業界への代替製品の脅威
(3)供給業者(仕入先)との交渉力
(4)買い手(顧客)との交渉力
(5)既存業者間の自社との競合

5S

整理, 整頓, 清潔, 清掃,  躾
現場管理の基本

6シグマ(Sigma Analysis )

不良品や事故の割合が100万個のうち3.4個しかないという非常にハイレベルに目標を設定した品質管理手法
シックスシグマレベルのパフォーマンスを目指す,測定に基礎を置いたプロセス改善活動のこと。成果・導入効果はプロセスのコスト削減額(サイクルタイム,人,モノ)で表される。
標準偏差(Standard Deviation,統計学ではSまたはシグマσで表す)を基準して,オペーレーション管理,マーケテイング・リサーチ,ファイナンスなどの目標管理に幅広く使われている分析手法
標準偏差とは,平均からの距離を表しており,データ全体がどう分布しているか,そのバラツキを示している。
サンプル数を考慮した,バラツキの程度を表す尺度の一つ
標準偏差が小さいほど,データが平均(統計学ではμミューという記号で表す)を中心に密集しており標準偏差が大きいほどデータが平均から遠く,バラツキが多いことを示している      MBA経営キーコンセプト