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日本における生産性運動は、1955年(昭和30年)3月、経営・労働・学識経験者の三者構成による日本生産性本部の発足に伴い、国民運動としての本格的な活動が広まりました。今日では体制の違いを超えて、生産性運動は世界的な広がりをみせておりますが、なかでも日本の生産性運動の実績は、世界各国から注目されています。
1959年(昭和34年)、ローマで開催されたヨーロッパ生産性本部の会議で、人類の進歩に結びつけた生産性の概念を
次のように定義づけています。
生産性とは何よりも精神の状態であり、既存するものの進歩、不断の改善をめざす精神状態である。それは今日は昨日よりもまさるという確信である。それはまた条件の変化に経済生活を不断に適応させていくことであり、新しい技術と新しい方法を応用せんとする努力であり、人間の進歩に対する信念である。 |
わが国の生産性運動は、これまで経済発展を通じての福祉の充実、産業社会における人間の主体性確立という課題に取り組んできました。この理念は今後においても変わるものではありませんが、世界全体の相互依存関係が深まり、生産性運動も新たな視点に立った展開が求められています。
21世紀への展望を拓くため、解決すべき課題に対して生産性運動は従来にもまして積極的に挑戦していかなければならないと考えています。 |
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1.生産性の向上は究極において雇用を増大する
(わたしたちの考え方)
変化は常態であり、社会も組織も個人も変化に適応するために不断に変革を続けなければなりません。「昨日よりも今日、今日よりも明日」既存するものの進歩、不断の改善が真に豊かな社会を実現します。現状がいかに困難な状況にあろうとも変革しようという意思をわたしたちは大切にしています。
2.生産性の向上には労使が協力する
(わたしたちの考え方)
労働とは新たに価値を創造する活動であり、人間の高次の欲求の表れです。この労働を構成する労使の相互信頼と協力のもと生産性運動を展開することが真にゆたかな社会を実現するための原動力であるとわたしたちは信じています。
3.生産性向上の諸成果は公正に分配する
(わたしたちの考え方)
生産性向上の諸成果を社会全体の利益増進につなげることがわたしたちの使命(Mission)です。生産性運動の展開にあたって、社会を構成する各階層・各組織の参画を促し、地域社会全体の合意形成を目指します。 |
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